【保温板金の第一歩】材料を切断する加工機械ってどんなものなの?
こんにちは😊
3月に入ったものの、雪予報が出ていたり、強風の日があったりと、春にはもう少しかかりそうですね💦
花粉のピークも4月まで続くようなので、対策しないとですね🤧私も2年前位から花粉症デビューしてしまいました。。。花粉症の皆さん、乗り切りましょうね(T_T)
さて、前回のブログで、加工機械の説明前に知っておいた方がいい『はぜ』についての投稿をさせて頂きました!
興味がある方、今回のブログを読んで気になった方はぜひぜひ読んでみて下さい✨
『はぜ』についてのブログはこちら👇
【加工前に絶対知っておくべき!】はぜって何か知っていますか?
目次
工場にある加工機械とは?
今回はいよいよインサレイションテクノロジーの工場にある、板金を加工する機械について、本格的に紹介していきたいと思います\( ‘ω’)/
大きく分けて、
- 材料を切断する機械
- はぜを成形する機械
- 板金の形を加工する機械
に分けられるので、今回は『材料を切断する機械』について紹介していきたいと思います🙌
材料を切断する機械
今回、紹介させて頂く、『材料を切断する機械』についてですが、板金を加工する工程で、1番最初に行う工程になります!材料である薄板鉄板を切断する機械には様々なものがあります。
インサレイションテクノロジーには、昔からある定番のものから、最新機器まで導入されています!
実際にどう作動して、どう使っているのかをひとつひとつ見ていきましょう👀
因みにの話ですが。。。
このブログにアップするために、YouTubeのアカウントを開設しました(笑)まだ、加工機械の動画のみですが・・・😂
これから、YouTubeでも色々やれたらいいなと思っておりますが、のんびりやっていく感じになりそうです(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
では、いよいよ加工機械たちのご紹介です✨
ZUND G3 サンプルカッター
こちらは、大型テーブル、パワー重視の次世代カッティングマシンとカタログに明記されいている一品✨
すでに、だいぶカッコよさそうな感じですよね(笑)
特長
フィルム・シールから紙・段ボールなどへの切断・穴あけ・切削加工から、ゴム・樹脂板・皮革から発泡剤・木材などへの切断・穴あけ・切削加工に対応しています。
ナイフによる切断、エンドミル(切削加工に用いる工具)による切削など、厚み50mmの加工にも対応した多機能・高性能加工機で、基本的にナイフで切れる平面状の物はすべて加工できるようになっているようです。
ユニバーサルヘッド(切削するための装置部分)は、加工材料・加工目的に応じて選択が可能で同時に3種類のユニバーサルユニットを取り付けることができます。
使い方
パソコンでの操作になっており、切断する採寸データを打ち込み、ポチっとスタートさせるようです🤔
令和4年に導入されたインサレイションテクノロジーの工場の中では、新しい最新の切断機ですが、まだ色々と試行錯誤中の加工機械です。
この機械を使った今後の取り組みにも大注目です👀
その他
この機械は、私が工場に顔を出すようになり、加工機械を見た時から・・・「すごそぉぉ!」というオーラを見た目で既にかもし出していると思っていた機械でした(笑)
おそらく、現在会社で一番力が注がれている機械だけあって、実際に動いている所も何度か見せてもらっているのですが、『すごい、はやい、かっこいい』のコンプリートでした✨
まだまだ色々と試行錯誤中のようで、業者さんとも連携をとってインサレイションテクノロジーならではのものに仕上げていっている際中といった所かもしれません🤔
この辺のお話は、社長にゆっくりと聞ける機会があり、私が上手く文章にできたら(自信がない・・・(笑))ブログにしてみたいなとも考えておりますので、気長ーーーーーにお待ちください。
自動定尺切断機
一定の決まったサイズの鉄板を自動で切断することができる機械です。
メリット・デメリット
メリット:コストダウンできること。
デメリット:大きさの制約があること。
特長
長さ切りと巾切り(決まった長さと決まった幅のサイズに切れる)を一台で行うことが可能な加工機械です。
長さと幅を切る機能等の集約によって作業時間の短縮ができ、工場内スペースを省スペースの確保で設置できる為、場所をとりません。さらに、大量の生産が可能となるので、人件費の削減が期待できるのです。
安定した動作が可能なので、高い切断精度で寸法のバラつきが生じにくく、一度に大量の切断をする場合にも高い精度を保ち続けることができます。
工程の削減によって、生産性を大幅に向上させることができます。
その他
実は、毎回タイミングが悪く、入社してから動いている所をなかなか見ることが出来なかった機械の1つでした💦
動いている動画を撮れてからは、Instagramの方でも紹介していたのですが、フォロワーさんから質問して頂いたりしており、保温板金をやる方には魅力的な機械のようです(・∀・)!!
以前のブログで新工場について紹介させて頂きましたが、社長も新工場の建設に至った理由の一つが加工の生産性をあげたいと思ったからということを話してくれていました📝
まさに、この機械がその通りの動きをしてくれる機械と言えるのかもしれません!
サークルシャー
主に鉄板を丸に加工する機械です。鉄板に切込みを入れずに円をくり抜くことができます。
この機械がない時は、板金バサミで加工していたそうです💦
特長
大口のダクト等にも対応するため、広い切断能力があり、色んなサイズにすぐに加工ができるので、大幅な時間短縮ができます。
また、正確な寸法が要求されるため、高い切断精度もあります。
刃と刃が重なることで薄板板金を切断することができます。
その他
こちらのサークルシャーですが、使用している所を初めて見せてもらった時は感動しました(笑)
加工の機械は、当たり前なのですが、初めて見るものばかりで、どう動くかも未知の世界すぎて見ていて楽しくなってしまいます✨毎日、加工仕事をしている方からしたら何言ってるのという話なのですが💦まだまだ勉強中の私にはとても新鮮です!
エキセンプレス(手廻しプレス)
金型を取り付けて切断・穴あけ・折り曲げ加工を行うことができる手廻しプレスです。
特長
本体に金型を上下に取り付け、材料の切断、折り曲げができる手動式機械です。
使い方
- ストロークとコミ穴にあった金型を作製します。
- 上型をコミ穴にシャフトを挿入し、取り付けます。
- 下型をスタットボルトなどで固定します。
- ハンドルを廻して、上型を上下させて、ワークのコーナーをカットします。
使用用途
インサレイションテクノロジーでは『隅切り』に使用しています。
こちらはInstagramでも紹介したのですが、この頃はそもそも『隅切り』って何ですか?という知識しかなく・・・💦
Instagramのフォロワーさんに「プレス機を改造して隅切りに使っているんですか?」とコメントを頂いたのですが、頭の中はハテナでいっぱいでした(笑)
その後、少し勉強して『隅切り』については無事に理解できました。前回説明した『はぜ』を成形して、組み立てるために必要な項目なのです。
ただ、この時は社長に助けを求め(笑)フォロワーさんに返事をしたのですが、「プレス機を隅切りに使う発想がすごいですね」というメッセージを頂きました😊
社長も、当たり前のように『隅切り』に使用していたようで、そんなに珍しいことだったんだと驚いておりました👀
皆さんの所では、『隅切り』はどのように行っているのか・・・🤔気になります。
種類
調べていて知ったのですが、この機械・・・関東型(ストッパー付)と関西型(標準型)がありました💦ご存知でしたか?使用している方からすると常識なんでしょうか?🤔
加工内容や使用用途に合わせて、型は選ぶみたいですね。自社のものは関東型でした!
関東型(ストッパー付):
ストッパーボルトが付いているため、ストロークの途中で止めることができます。簡易タイプで調整ボルトが片側のみです。
関西型(標準型):
ハンドルを廻して上型を上下させると、押曲げ、切断、穴あけができます。両側に調整ボルトがあり、より正確な作業に適しています。
それにしても、型の名前が関東と関西って面白くないですか?内容を読むまで、関東と関西では使っているものが違うのかと思ってしまいました(笑)
2M 手動切断機
アルミやステンレスといった薄い板金素材を切断する機械をシャーリングマシン、板金切断機、せん断機と言います。
使い方・構造
構造は、私たちが日常で使うはさみに似ています。
上刃と下刃があり、上下から板金素材に圧力を加えることにより、せん段します。下刃は素材に対して水平ですが、上刃は少しだけ角度がついています。この角度をシャー角といい、シャー角があることで直線状に素材をせん断できます。
1M 手動切断機
構造は2Mの手動切断機と同様。
大物ではない板金素材を切断する際に利用されるため、工場内ではいつでも使える位置に設置されています。
なかなか年代を感じる1Mの手動切断機ですが、手入れをして使ってあげれば長く使えるものなんですね✨調べていてもメンテナンスされている中古品がたくさん出てきました!
新しいものばかりではなく、リサイクルして使って行けるのもエコだなぁと感じました。
今回は、材料を切断するための加工機械を紹介させて頂きました!初めて見るものが多い方もいらっしゃったのではないでしょうか?
次回は、『はぜを成形する機械』について紹介していきたいと思っています。ぜひ読んでみて下さい🙌
今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました😊