2023.6.1

熱中症対策への取り組み【暑さ指数(WBGT)って何?】

こんにちは😊

前回のブログで、熱中症の基本的な予防・対策・処置について書かせて頂きました。これからくる夏本番だけではなく、暑さに慣れていない今だからこそ熱中症になる可能性が高いことが分かりました。
まだ、ご覧になっていない方はこちらも併せて読んでみて下さい!→知らなきゃマズイ!熱中症の予防・対策・処置について 

正しい知識を持ち、今から対策をしていくことが重要ですが、今回は実際にインサレイションテクノロジーではどんな熱中症対策を行っているのか!という所を紹介していきたいと思います。

特に、暑さ指数(WBGT)の活用は既に5月上旬から行われている対策になっており、現場作業員の熱中症への注意喚起にもなるものかと思うので、注目してみてください✨

熱中症について学ぼう

前回のブログでも書かせて頂きましたが、熱中症は、晴れて暑い日だけではなく、曇りや雨でも湿度が高い日、また、屋外だけでなく室内でも注意が必要です。

熱中症に特に注意が必要な環境条件や、熱中症の危険度を判断する際に役に立つ『暑さ指数(WBGT)』について知り、自分のいる環境を日頃から気にしましょう!

熱中症の原因・起こりやすい条件

熱中症を引き起こす条件には、環境条件・体の条件・行動の条件があります。

環境条件

  • 気温が高い
  • 湿度が高い
  • 日差しが強い 等

体の条件

  • 乳幼児
  • 高齢者
  • 暑さに慣れていない 等

行動の条件

  • 長時間の屋外作業 等

これらの環境条件の下で、体から熱が放出されにくくなることで熱中症が発症しやすくなります。

『暑くなり始め』『急に暑くなる日』『熱帯夜の翌日』は特に注意し、気温が湿度が著しく高い環境では、なるべく激しい運動や長時間の労働は控えるようにしましょう。
室内でも、閉め切った部屋や風通しが悪い場所では、熱中症の危険性が高まります。

特に注意するべき環境や条件を知っていることは自分の身を守る為にもかなり大切と言えそうですね!

熱中症を引き起こす条件

暑さ指数(WBGT)とは?

では、暑さ指数(WBGT)とは何なのでしょうか?みなさんはご存知でしたか?

私は、会社で活用するという話を聞くまで全く知りませんでした💦熱中症のリスクの高い職業に就いている方は知っている方も多いのかもしれないですね🤔

暑さ指数(WBGT)とは、体と外気と熱のやりとり(熱収支)に与える影響の大きい、『気温』『湿度』『日射・放射』『風』の要素をもとに算出された指標です。

暑さ指数(WBGT)は熱中症リスクを判断する数値として、運動時や作業時だけでなく、日常生活での指針としても活用されています。
※放熱しにくい作業服を着用する場合には、その要因を加味して熱中症リスクを判断する必要があります。

暑さ指数(WBGT)で考慮されている要素

暑さ指数(WBGT)に応じた、日常生活や運動時の注意事項

日本気象学会では『日常生活に関する指針』、公益財団法人日本スポーツ協会では『熱中症予防運動指針』を下記の通り示しています。

どちらの場合も、暑さ指数(WBGT)が28℃以上(厳重警戒)になると、熱中症リスクが高まります。
ただ、28℃未満の場合でも、運動や激しい作業をする場合には、定期的に休憩をとり、積極的に水分や塩分を補給するなどの対策をとるようにしましょう。

暑さ指数(WBGT)の日常生活に関する指針
暑さ指数(WBGT)の熱中症予防運動指針

熱中症はさまざまな環境条件によって発生します。
熱中症を予防するには、自分のいる環境の熱中症リスクを常に気にする習慣をつけることが大切です。
暑さ指数(WBGT)も活用して、日常生活や運動時の熱中症対策を心がけていきたいですね。

こんな人は特に注意

特に熱中症に気をつけた方がいい人として、『子ども』『高齢者』『屋外で働く人』『キッチンで火を使う人』『スポーツをする人』『スポーツを観戦する人』『犬や猫を飼っている人(この場合は動物が熱中症の危険があるので気をつけるべきという意味です)』『室内で過ごす人』『車に乗る人』が挙げられていますが、今回は特にこの仕事で関係するものをクローズアップして紹介しようと思います。

屋外で働く人

屋外で長時間にわたり作業するような職業に従事している人は、夏場は常に熱中症の危険にさらされています。
特に注意すべき職業の上位として建設業、製造業、運送業、警備業、商業、清掃・と畜業が挙げられていました💦どれも、過酷な環境で働く可能性の高い職業ですね。

特に注意して熱中症の予防・対策を行う必要がある状況

  • 仕事上、通気性の悪い衣服や保護具を着用する場合
  • 高温多湿、直射日光、無風などの条件下で作業を開始した初日~数日間
  • 体が暑さに慣れていない時期(夏の初め頃や梅雨の合間など)に急に暑くなった日や休み中に体が涼しさに慣れてしまったお盆明けなど

対策

  • 暑さ指数(WBGT値)が計れる測定器を用いて、基準値を超えていないかチェックする
  • 直射日光をさえぎる
  • 扇風機などで風を通したり、打ち水をする
  • 休憩所を設けて、こまめに休憩を取る
  • 身体を適度に冷やせるグッズや設備を利用する(氷、冷たいおしぼり、水風呂、シャワー等)
  • 水分・塩分を定期的に補給する(自覚していなくても脱水症状に陥っている場合もある)
  • 吸湿性や通気性が良い素材の服を選ぶ
  • できるだけ1人で作業しないようにする(周囲の人が変化に気付くことができる環境づくりも予防の一つになる)

車に乗る人

暑くなった日の車内の温度上昇について知り、熱中症対策をしっかり行いましょう。
外気温が高い日はもちろん、外気温がそれほど高くない日でも、直射日光の当たる場所に駐車すると、車内温度が上昇する場合があります。

群馬は特に車保有率の高い県です。仕事だけでなく日常生活でも知っていて損のない情報だと思うのでチェックしてみてください👌

車内温度
夏場には50℃以上になることもあります。
サンシェードを装着したり、窓を開けていても車内温度は40℃以上にもなってしまいます。

車内温度が高い時の効率的な下げ方

  1. 窓を全開にする
  2. 車のエアコン(オート)を外気温導入
  3. 温度設定をLo(最低)にして走行
  4. 2分後に窓を閉める
  5. エアコンを内気循環にして3分間走行する

車内55℃の車の温度が、5分後には28℃になります。

車内温度の効率的な下げ方

この車内温度の下げ方は、知っているとかなり使えると思いませんか!?
これを知った時、絶対に今年はこの方法を実践しようと思ってしまいました(笑)

インサレイションテクノロジーでの熱中症対策への取り組み

お待たせしました🙌
いろいろ熱中症についての予防や対策についてを紹介して来ましたが、実際にインサレイションテクノロジーでは「何をしているんですか?」ということで、ここからはインサレイションテクノロジーで行っている熱中症対策について紹介していきたいと思います!

暑さ指数(WBGT)の活用

今回、紹介してきた暑さ指数(WBGT)ですが、
インサレイションテクノロジーでは、事務員さんが『熱中症予防 暑さ指数(WBGT)の実況と予測』を見るために環境省のサイトに飛べるリンクをLINEにて社員全員に共有しております✨
その日に自分が行く現場の状況を一目で確認できるようにしてくれているのです。

該当の地域をクリックするだけの簡単なものなので、時間も取らず確認できて忙しい現場の作業員には使いやすくなってるのではないでしょうか。

よかったら一度、ご覧になってみて下さい😊
環境省 暑さ指数(WBGT)

空調服・夏服の支給

空調服と夏服

もちろん空調服・夏服の支給もしています。
空調服はベスト型のものを支給しています。夏服は吸水性、速乾性のよいTシャツになっていてかなり涼しそうです!

飴、タブレットの準備

熱中症対策の飴

以前の事務所内紹介のブログでも紹介していましたが、受付に塩飴やタブレットも置いています。
誰にでも好きに取ってもらえるように受付カウンターに置いてあり、減ったら補充していくシステムになっています。

最近は設備業の事務所の受付には置いてあることが増えたように思います🤔それだけでも、昔より熱中症対策への意識は上がってきていると言えるのかもしれないですね!

熱中症対策を徹底して、安全に現場作業が進められるようにして行きたいですね!
特に、暑さ指数(WBGT)は仕事だけでなく活用していきたいなと思いました✨
今回も最後まで読んで頂きありがとございました😊