【現場でなぜ必要なの⁉】職長・安全衛生責任者とは
こんにちは😊
2月って・・・日数が少ないだけあって。。。ものすっごい早さで終わっていきますね😫そんな短さの中に祝日が2日・・・そりゃーもう光の速さに感じますよね💧
最強最長寒波と言われる週もありましたが、元気に春を迎えられるように体調には気を付けましょう!
本日のBLOGです!
今日は、インサレイションテクノロジーの現場の社員たちが最近受けた講習について!以前、『フルハーネス型墜落制止器具特別教育』について投稿させて頂きましたが、同じくらいのタイミングで数名が受けに行っていた別の講習についても紹介していこうかと思います✨
『フルハーネス型墜落制止器具特別教育』の投稿はこちら👇
社員が受講した『フルハーネス型墜落制止器具特別教育』について調べてみた!
今回紹介する講習は・・・『職長・安全衛生責任者教育』です!どんな資格が取得できる講習で、なぜインサレイションテクノロジーの社員たちにも取得が必要なのか!調べてみました🙌
目次
職長・安全衛生責任者教育とは・・・
まず、『職長・安全衛生責任者教育』とは、何の資格が取得できる講習なのか🤓その名通りですが、『職長』と『安全衛生責任者』という2つの資格を取得することができる講習になっているようです!『職長教育』と『安全衛生責任者教育』の2つ教育を1度で受けることが出来ます。
建設業以外にもこの2つの資格が必要な業種はありますが、建設業は『職長』と『安全衛生責任者』を兼任することが多いため、2つを組み合わせた『職長・安全衛生責任者教育』という講習が設けられています🤗
なぜ講習を受ける必要があるの?
各現場には必ず『職長』が一人必要になります。更に、大きな現場等で、様々な会社が集まった場合、それそれの会社ごとに『職長』が一人つかなければいけない事がほとんどです。
職長資格を有しない者は『職長』になることはできず、作業員に対して指揮監督することを認められていないため、『職長』になる場合は講習を受ける必要があります。万が一、職長教育を受けていない人が現場で指揮・指導している場合は、労働基準監督官から是正勧告を受けることになってしまいます🥺
また、労働安全衛生法において、『元方事業者は統括安全衛生責任者を選任し、関係請負事業者は【安全衛生責任者】を選任して、その旨を元方事業者に遅滞なく通報するとともに、定められた職務を行わなければならない(安衛法第16条)。)』と定められており、職長教育と同様に講習を修了していないと罰則があるのです💦
職長と安全衛生責任者って何が違うの?
建設業では兼任することが多い、『職長』と『安全衛生責任者』ですが、役割としては何が違うのでしょうか❔
その違いを簡単に言うと、
- 職長
- 安全衛生責任者
現場管理など対内的な業務を行う
統括責任者との連絡などの対外的な業務を担う
どちらも作業員の上に立つ立場であり、とても重要な役割です。両者とも安全管理という点で必要な資格となります👷
インサレイションテクノロジーでの資格保持者は?
以上、『職長』・『安全衛生責任者』は共に、前述してきたように作業員の上に立つ立場になることから、インサレイションテクノロジーでも、ある程度の経験があり、技術的にも一人で現場を納められるメンバーたちは、全員が取得済みなのであります🫡
1番最近この講習を受けたメンバーも、今後、『職長』や『安全衛生責任者』になる事を見越しているメンバーという感じかなと思われます!いずれは、まだ入社歴の浅いメンバーたちも全員が受けることになっていくのではないでしょうか。
資格の所持者が増えることは、誰もがどの現場でも対応できるという選択肢が広がる事となるので、会社としても大切なことと言えそうですね😌
Instagramでは、職長・安全衛生責任者の資格保持者に現場での注意点をインタビューした内容なども投稿しています。是非、ご覧になってみてください👇
では、具体的に現場ではどのような役割を行い、どのような行動をとっているのでしょうか。
職長について
建設業だけでなく、製造・電気・ガス・機械修理・自動車整備の現場等、様々な業種の現場でも必ず必要とされている『職長』。なぜ現場に必ず一人は必要なのでしょうか。
職長とは
『職長』は、労働者の安全の確保を目的に、作業におけるさまざまな管理を行います!
現場での事故を防ぎ、作業を円滑に進めていくためにも、作業員への指示出しや能力・体調を把握し、適切な人員配置を行う必要があります。作業現場での指揮監督をする『職長』は、現場に必ず必要な役割といえます👀
指導・指揮する立場となるので、リーダーシップや作業員を統率する力も必要とされており、講習では実務で必要となるそのような点も含めて学ぶことができるようです。
職長の役割
職長は、とても職務の内容が幅広く、責任感も必要です🙌
主な役割としては、
- 安全衛生管理
- 品質管理
- 工程管理
- 原価管理
- 環境管理
- 人間関係管理
作業員が安全に作業を進められるように管理を行う。
より良い物を作るために成果物の確認や作業員に対して指揮監督を行う。
工程を把握し適切な人員配置などを行い、現場が円滑に回るように管理を行う。
現場管理を通じて無駄をなくし不要なコストを発生させないことや、効率的な作業を推進してより安く材料を仕入れる努力を怠らない。
作業場内外の影響を考慮し、不要物の処理、危険有害物の取り扱い、産業廃棄物などの適正処理の管理を行う。
作業員の体調などを把握し、適切な人員配置を行うとともに、作業が円滑に行われるようやる気が出る明るい雰囲気づくりなどを行う。
等が挙げられます。
ひとつの事に集中するのではなく、全体を見てあらゆる危険要素を未然に防ぐ必要があるんですね😌
実際の職務
では、実際の現場では具体的にどんな仕事をしているのでしょうか。
- 作業手順を正しく定める
- 作業方法を改善する
- 作業員を適正に配置する
- 作業者に対して教育指導を行う
- 危険性及び有害性を評価し、対策を実施する
- 環境の改善。保持に努める
- 安全衛生点検を繰り返し行う
- 異常時の措置は適切に行う
- 災害発生時の措置は適切に行う
- 作業員の安全意識の高揚に努める
- 創意工夫を引き出す
安全かつ効率的に作業が進むように手順を確認し、定期的に見直しなども行う。
常に問題意識を持ち、問題を発見した場合には、直ちに改善する。
作業員の能力や体調、資格などを把握し、作業がいかに効率よく進むかを考え、人員配置を行う。
安全かつ正しい作業が行えるように必要な知識や技能を身に付けさせる。また、部下である作業員のやる気を起こさせるよう努める。
機械などを使用する際に、事前に確認を行い危険性や有害性について評価を行う。また、危険性や有害性が発生している場合には、改善をし、安全を確認できてから作業を行う。
常に、整理・整頓・清掃・清潔を心がけ、快適な職場環境の維持に努める。
機械設備等は始業前のみならず定期的に点検を行い、異常の早期発見に努める。
現場内での異常には早期に気付き、適切な措置を行うと共に再発防止に努める。
火災発生時には被災者の救助を優先し、二次災害の防止に努める。また、再発防止対策を行う。
労働災害を防ぐためには、作業員それぞれが高い安全意識を持つ必要があります。職長は、作業員の安全意識高揚のために、安全活動の実施を計画し、継続的に行う。
部下である作業員に対して、作業方法や作業改善方法などの提案や工夫を出させる。
安全衛生責任者について
主に、建設業と造船業で必要になる、『安全衛生責任者』。『職長』とは違う実際の現場での役割とはなんなのでしょうか🧐
安全衛生責任者とは
『安全衛生責任者』とは簡単に言うと、連絡・調整係。
統括安全衛生責任者からの情報の連絡や調整を行い、スムーズに作業を進めるために現場の安全を確保する事が重要な職務です。
建設業のように1つの現場に複数の下請け業者が入っている現場の事を混在作業現場と言います。このような混在作業現場においては、請負人側の立場となる者が安全衛生責任者教育の対象者となります。
安全衛生責任者の役割
関係請負人の中で、元方事業者と連絡調整を行う事を役割としており、統括安全衛生責任者の役割は元方事業者側との調整役、安全衛生責任者は、関係請負人側の調整役とされています。
実際の職務
実際の現場では、どんな連絡や調整が行われているのでしょうか。。。
- 統括安全衛生責任者との連絡や連絡を受けた場合には関係者に連絡を行う
- 統括安全衛生責任者からの連絡に関する管理
- 計画書の確認や他業者との調整
- 混在作業における危険要因の有無の確認
- 2次3次と下請けがいる場合には下請けとの連絡や調整
『職長』『安全衛生責任者』になるためには?
職長12時間+安全衛生責任者教育2時間の合計14時間の講習が必要ですが、年齢制限や必要な資格はありません。
教育修了証を受けることで、職長と安全衛生責任者になることが出来ます!

今回は、私が入社してから初めて、職長・安全衛生責任者教育を受けに行った社員たちがいて気になったので、詳しい内容を調べてみました👀建設業の現場では必ずいる職長と安全衛生責任者がどんな役割を担っているのかが分かって頂けたでしょうか?
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました🤗